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2019.01.01

TP Interview 004:株式会社i-plug HR&Business Innovation部 矢島慶佑(後編)

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自身の軸を、しっかりコンセプトとして確立させる大切さ

 

TP Interview 004:株式会社i-plug HR&Business Innovation部 矢島慶佑(前編)

 

つながりを辿る、小さなきっかけを積み重ねる大切さ

夏野:地域と学生をつなぐプラットフォームを社内で新しく作ろうとした際、最初から人の繋がりはありましたか?また、どうやって新しく作りましたか?

矢島氏:
そうですね。もともとだったりとか、前職時代に関係があったりとかの繋がりはありました。
あとは大学、地方の国立大学さんに仕事でよく行きます。例えば佐賀大学さんに行きがてら、佐賀県庁にも行くみたいな形で、やっぱり自治体と大学は今密接に取り組みをしているので、その関係で大学と役所に両方行くようにしています。

 

夏野:では、何か新しいことを始めようとしている人がそういうことしたいなと思っていても、なにかコネクションがないと難しいということですよね?

矢島氏:
そんなことないかなと思っています。
何かしらのつながりをたどっていくと結構つながっていてるもので、私も特段何かつながりがあった訳ではないですけど、知り合いからたまたま佐賀県の職員を紹介してもらったという感じです。

ちなみにその方は、東京の人なんですけどその人に会いに行って、「県庁の人紹介してください」といって紹介してもらって。そして、その県庁の方に会いに行ったら「実はそんな悩みをちょうど持っていたんだよ」となるケースもありました。

 

夏野:すごいですね!

矢島氏:
結構細い糸でもたどっていけばなんとかなると思います。

つながりから、さまざまな可能性が生まれる

夏野:では、起業したときに人を集めるにはどうしたらいいか。という点も大きな問題だと思います。

矢島氏:
そうですね、以前から起業やベンチャーに興味がある人もいたりしますし、結構そういう人達と話していると、そこからつながっていったりします。

「今こんなことやってるんだ」って言うと、「それは面白いですね、一緒にやりましょう」みたいに、そこからどんどん広がっていくことはあります。

 

夏野:いい流れですね。

矢島氏:
そうですね。例えば佐賀県なら佐賀県にある学生団体とコラボしながらいろいろやったりとか、徳島県に行ったら徳島県の学生団体と何かやったりとかしていると、どんどんつながりができてきます。

多分、私が今やっている「社内起業」もそうですけど、何かをやろうとしたら、そういうふうに周りを巻き込んでいくことで実現できるんじゃないかなと思いますね。

 

夏野:新しい取り組みを成功させるためには、どういう点に気をつけていったらいいと思いますか?

矢島氏:
やはりいかに情報を発信していって、知られるかが大事だと思います。
そのため「どういうコンセプトでやっていて」というのがないと、世の中に伝わらないと感じています。

 

夏野:やはりコンセプトですか

矢島氏:
コンセプトは大事だと思います。
そこがないと、結局世の中に、自分たちのやっていることを発信しても誰からも見向きもされないと思うので、「こういう思いでやってます」とか、「こういうコンセプトで今この会社をやってます」みたいなことがないと発信しても伝わらないでしょうし、メディアが拾ってくれることもないのかなと思いますね。

自分が伝わる、上手なSNSの使い方

夏野:以前、PR会社に勤めていた経験のある矢島さんですが、SNSで自分の露出の仕方を、どのように気をつけていますか?

矢島氏:
最近私は地域ネタばかりを出すようにしています。そうすると、「矢島さんって最近よく地域について言われていますよね?」とみなさまから声がかかる。

 

夏野:具体的に言うとどんなことですか?

矢島氏:
例えば、私がSNSで九州によく行っていることを発信していたところ、佐賀で新しい事業をやりたいという会社の社長様から相談をいただいたことがありました。
そういうこともあるので「地域をまわっている矢島」というイメージを、なるべく出せるように心がけて、あっちもこっちもやっているとわけがわからなくなるので、一つに絞ってやるようにしています。

 

夏野:ツール的には、何がおすすめですか。

矢島氏:
ビジネスはフェイスブックですね。学生さんとコミュニケーションを取りたいときはTwitterとインスタを使っています。用途に分けてそれぞれけっこうバラバラに使ってます。

 

夏野:投稿する時間帯とかも考えて?

矢島氏:
考えてます。フェイスブックとかは特に時間を考えます。日曜日の夕方5時6時頃に投稿すると、いいねの数が良いですね。

逆に、平日の日中とかに上げると、個人事業主の方が結構見てくれるので、そういう人たちに向けるときにはその時間帯に出すこともあります。

 

夏野:他にも何か参考になる例はありますか?

矢島氏:
私は地域ネタを発信することをひたすら意識しますが、私の知り合いでサッカーが好きな人がいて、ひたすらサッカーのことばっかり言っていたら、本当にサッカーのことで副業がきた人もいました。

 

夏野:すごいです。そうゆうものなのですね。

矢島氏:
あれも完全なブランディングだなと思っています。周りの人に聞くと「あいつは変だよ」とみんな言うんですけど、でもやっぱりサッカーのこととなると、じゃあその人にってなるので。

夏野:なるほど。そうやって浸透させていくんですね。

矢島氏:
そうですね。だからそれはそれでありだなと思っています。自分が苦じゃなければですけどね。

 

夏野:ちなみにその人は自分で考えてやってるんですか? ただ性格というわけではなく

矢島氏:
考えてやっていると思います。急にやり始めたので。
ずっとサッカー関係の副業来ないかなと言っていたので。そして、ほんとに来たわけです。

軸(コンセプト)を持って、タイミングを意識して発信していくことが大切

矢島氏:
どういうタイミングで、いつ何をどこに出すのかが大事です。
それは、個人事業主でも大企業でも変わりません。

いいことをしているのにそれが伝えきれていない方も、すごくいらっしゃって。

 

夏野:そういう人は多いと思います。どうアドバイスしたいですか?

矢島氏:
なんかちょっと一度引くというか、俯瞰ですね。世の中を俯瞰して見るみたいなこと必要だと思います。
やられている事業は素晴らしいと十分に伝わってくるので、それプラス世の中を見る。世の中の流れを見て、世の中の流れと、自分のやっている事業が、今どういうタイミングでどう出したらいいのかは、一度俯瞰してみると分かりやすいと思います。

そうすると切り口はどう出すとか、世の中に受けるものは何か、みたいなことが見えてくると思います。それは、自分が思っていることと、違う世の中の流れがあるのに気づくはずです。

上手く整合されてくると「あ、この事業いいね」と、どこかに取り上げられて、それが広がっていくことになるんじゃないかなと思います。

採用も同じで、どんなに何十万人と優秀な学生さんと会いますと言っても、まず会ってももらえないですし。こういう人がほしいからあなたに連絡しましたと言っても「おたくがどういう会社か、わからない」となっては、会ってもくれない可能性もあります。やはりそこにも、企業としての戦略や考え方がないと難しいですね。

 

夏野:参考になります、ありがとうございます。最後に、これからチャレンジしようとしている人・チャレンジを始めた人に向けてメッセージをお願いします。

矢島氏:
私がお伝えしたいのは、コンセプトをいかに伝えるかですね。
私であれば、地域というものを軸として持って、地域のことについて、どこでも発信をしたりしています。みなさんも自分の軸は何なのか、そしてそれをいつ誰に、どこでどういうふうに伝えるのかを、しっかりとコンセプトを作って、発信されていくと伝わるんじゃないかと思います。
ぜひ自分の軸やコンセプトを作っていただければと思います。

 

<取材を終わって>
とても明るく笑顔が素敵な矢島氏は、どんな質問にも誠意をもって答えてくれたのが印象的だった。仕事と大学院と地域。はじめは一貫性のないことのように思えたパラレルライフだが、すべて「地域活性化」に結び付いていた。そしてその根底には、同氏が一貫して訴えていた「コンセプトをいかに伝えるか」があるのだ。確かに周りから「〇〇の人」と一目置かれると仕事にもつながりやすい。日々のSNSでのブランディングの大切さだけではなく、「いかに軸を持ちブレずに生きられるか」の重要性を再確認させられた。

数年後に同氏は東京を離れ、どこかの町で地域のコミュニティを作っているのだろうか。きっと矢島氏の雰囲気が浸透し笑顔の絶えないコミュニティとなるのだろう。

<参考リンク>
TP Interview 004:株式会社i-plug HR&Business Innovation部 矢島慶佑(前編)

TP Interview 003:株式会社CAMPFIRE FAAVO/CAMPFIREローカル事業部 北山憲太郎(前編)

TP Interview 002:日替わりBar Tonzura オーナー 櫻井謙充(前編)

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