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2019.04.13

TP Interview 008 山本英利氏(後編):相手を考えられる真心が、人を惹きつけ形を成していく

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ホリエモン万博実行委員となった「おかあさん」山本英利氏の集客術

 

山本英利氏プロフィ―ル

大学4年次に、ママチャリで東京から北海道まで旅をする。それをきっかけにさまざまなイベントの手伝いをするようになる。その後「名前詩人」というサービスを開始しして活躍。また、少人数のイベントから日比谷公会堂でのイベントまで、大小規模のイベントを主催。
2016年より「おかあさん」になりたいという思いから、自らを「おかあさん」と名乗り、一軒家を借りてシェアハウス「ここ実ハウス」の運営なども行う。
現在は西早稲田のカフェ「Wecook(ウィークック)」で働きながら、イベントの企画や握り寿司の出張サービスなど、多方面で活躍中。ホリエモン万博2019の副実行委員長を務める。

集まるものを作った段階で集客は1個完了している?

――イベントなどをやられる方に向けて、集客についてのアドバイスをお願いします。

おかあさん:
集客には2つの側面があると思ってる。お客さんを集める「集客」と、お客さんが集まる「集客」。お客さんを集めるのは、広告を打つとかマーケティング的な要素を絡むこと。すごい大事だけど、もう1個の「お客さんが集まるものを作る」が実はとても大切で。

まず集まるものを作る。その段階で集客は1個完了してるわけよ。

――集まるものを作った段階で。

おかあさん:
そう。それを意識していない人って結構いると思うの。

「それ求められてるの?」と考えずに自分が売りたいものを売るのは、お客さんが集まるという観点では違うよね。だからアタシはまずこの日本で求められているものは何だろうと考えて、そのテーマを設定する。

――なるほど。その他におかあさんがイベントを行う際に、気を付けていることはありますか。

おかあさん:
車椅子に乗った人が来たいという場合もあるからバリアフリーな場所がいいとか、喫煙所があった方がいい、無い方がいい、とかね。そこまでこだわることができるなら、こだわった方がいいかなって思う。実際にはなかなか難しいけどね。

でもやったことのない人は、とにかくやっちゃうといいと思う。自宅でもいいから。

――イベントを始めるにしても不安なのが集客です。おかあさんはどのようにして集客しているのでしょう。

おかあさん:
告知に関してはSNS。かつ人がリツートしたくなったり、シェアしたくなるような内容しか書かない。アタシは「告知文を読んで感動した」と思われるものしか作らないようにしているの。

――それは、どのように作りますか。

おかあさん:
「これ読んで良かった」と思うかどうかを考えて書くとことと、「読んでどう?」と人に訊くこと。これ読ませてくれてありがとうと思ったら、シェアしたくなるじゃない。ただそれだけよ。相手のことしか考えてないわよね、基本的に。相手を喜ばせたい、そのために最大限努力する。

――簡単に言いますけど、結構それは難しいことです(笑)。

おかあさん:
考えてないだけよ。その視点でやればできると思う。

――例えば、フェイスブックでしたら文字数はあんまり限られていませんが、その中で上手く集客するような言葉を入れるとか、感動させるような言葉を入れるということでしょうか?

おかあさん:
自分のことを知ってくださいっていう宣伝は相手の時間を奪っていると思うのよね。でもなかには「読めてよかった」というランディングページやメルマガもある。それを参考にして作っていたかも。

――なるほど!

おかあさん:
メルマガ100個取っていて良かったなと思ったわよ。

――参考にされたメルマガなどの内容は、熱い思いが語られている系のものですか。

おかあさん:
そうね。あとはセミナーの中で話されるような有益な情報が書かれているものかな。どうせ講演で言っているようなことは、本にも書いてある。だから、本を読めばいいのにわざわざ本より高い講演に行くのには、やっぱり理由があって。実際に会ってみたいとか、その場でエネルギーを感じたいとか、非日常を味わいたいとかいろいろあるわけ。だから情報はどんどん出せばいい。情報をケチると上手くいかない。

――情報をできる限り伝えた方が良いということでしょうか。

おかあさん:
そうなの。これ言うと損するとかは、ない。もう全部言う(笑)。お得な情報は全部出す。そうすると、そういうのが分かる人がすごいですねって言ってくれるわけ。それで仲間になる。一緒に宣伝してくれたり、ここまでの情報ありがとうございますとか言われたりするわけ。その代わり、他の情報をくれたりするの。

―― 発信することで、どんどん繋がりが生まれていく。

おかあさん:
出し惜しみはね、よろしくないわね。情報なんか出したってタダじゃん(笑)。

―― だから価値があると言って、お金を出して発信する人もいますからね。

おかあさん:
そうそう。どんどん出せばいいと思うかな。

これからのおかあさんについて

―― 今後の展開について、どう考えていますか。

おかあさん:
考えてないわ(笑)。でも堀江さんが以前、「日本人でお寿司を握れたら、世界中どこへ行っても職に困らない」と言っていたのがきっかけで、お寿司を握り始めたの。それは面白いから続けたいと思ってる。

もっと上手くなって、ハワイ行きたいから「ハワイにお店出します」と言っているの。そうしたら本当に「ハワイに1万2000坪の土地と家をもらったから、来なよ」と言ってくれる人まで現れて(笑)。

―― すごい話ですね。

おかあさん:
「ハワイでお寿司屋さんやります」と言ったから見つかったわけであって、言わなかったら見つからなかったんだけどね。

なんでハワイかというと、アタシ彼がいるんだけどね、彼にはすっごい可愛がってる猫がいるの。でもその猫はもう結構な年齢で、近い将来いなくなってしまいそうで。

で、もし猫が死んでしまったときアタシには何ができるだろうって考えたら「そうだ海外に一緒に移住すればいいんじゃないか」って思って。それで彼に「どこなら住める?」って聞いたら「ハワイなら住んでもいい」って言ってくれたからハワイに住もうと思ってるの。

―― だからハワイでお寿司なのですね。

おかあさん:
あとホリエモン万博も2020年は、もっと良くなると思っているから、来年に向けて動き出してる。

―― 引き続き実行委員をやられることが、決まっているのですか?

おかあさん:
そうそう。今度は2020年の2月1、2日がホリエモン万博なので、それ終わったらハワイ行こうかなって思ってる。まあ、どうなるか分からないけど(笑)

――来年が楽しみですね!では最後に起業を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

おかあさん:
一歩踏み出すことが怖いなら、何が怖いかを明確にすればいいと思うの。お化け屋敷はいつ何が出てくるか分からないから怖い。でも明かりが付いてあそこには何がある、ここに何があると分かっていたら怖くないわけ。

会社を辞められないのも、辞めた後のことが分からないから怖いだけであって、辞めてもこれがあってそれがあって、こういう問題が出てくる。だから先手を打っておけば平気と、分かっていれば怖くないと思う。それを分かろうとしてないから、いつまで経っても怖いんだと思う。

――確かに分からないから怖くて、一歩踏み出せないというのはあると思います。

おかあさん:
アタシは見ての通り男だけど、おかあさんになりたくておかあさんになったわ(笑)。自分の限界を決めてるのは自分だけだし、やっちゃえばいいと思うの。怖かったら何で怖いかを見つけてやっていけばいいんじゃないかな。

あと完璧主義だと、いつまでも世に出せない。後で磨けばいいやと、30点でもポンポン出した人の方が強いの。

――やっちゃうことですね。

おかあさん:
そう、やっちゃう!

――おかあさん、すてきな話をありがとうございました。

 

<取材が終わって>
自由な発想の「おかあさん」は、とても温かい方だった。とくに集客についてうかがった際、「お客さんが集まるものを作る」「ものを作った段階で集客は1個完了している。(中略)『それ求められてるの?』と考えずに自分が売りたいものを売るのは、お客さんが集まるという観点では違う」という言葉が印象的だった。

集客は相思相愛であればある程、ハッピーになれる。人が集まり、良いものが生まれる。おかあさんはビジネスの本質を捉えて行動しているように見えた。しかしおかあさんの原動力は、打算やお金儲けなどではなく、本当に周りの人をハッピーにしたいという気持ちから動いている。だから同じようなマインドのやさしい人たちが集まり、知恵を出し合う関係が生まれるのだろう。来年の今頃、おかあさんは「ハワイの母」になっているのだろうか。もしかしたら北極を目指しているかもしれない。奇想天外なおかあさんなら、あり得なくもないだろう。

 

The Turning Point参考リンク
TP Interview 008 山本英利氏(前編):~ホリエモン万博実行委員となった「おかあさん」の集客術~

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姉妹メディア『The SIDELINE』より
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