個人で起業した場合に、長期的に稼ぎ続けるために重要なのはブランディングです。一度ブランドイメージが確立されてしまえば、それを使って様々なビジネスを広げることができるようになります。
ブランディングというと、大企業が芸能人を起用してCMを打ったり、マスコミなどのメディアを利用したりする方法が思い浮かぶかもしれません。しかし、個人でも工夫すればブランディングは可能です。今回は、資本が無くても個人で簡単にできるブランディングの方法をご紹介していきます。
ブランディング5つの方法
個人でもさほどお金をかけずにブランディングする方法を5つご紹介していきます。
- SNSを活用する
- 電子書籍を出版する
- ホームページを作成する
- LINE@のアカウントを開設する
- プレスリリースを行う
これら5つの方法は、大企業でなくとも個人で行える有効なブランディング方法です。それぞれの詳しいやり方をご紹介していきます。
SNSを活用する
起業して会社名や屋号がある場合は、それをアカウント名にしてFacebookやインスタグラム、TwitterなどのSNSアカウントを開設します。会社名や屋号が無い場合は、自分がどんなビジネスを行っているのかがわかるようにプロフィールを編集してください。SNSを通じて、個人の日常を発信するのではなく、有益な情報やお役立ち情報などを発信して、ファンを獲得していきます。SNSはバズれば一気に拡散していく可能性もありますし、費用がいらないのでリスクがありません。
電子書籍を出版する
個人で電子書籍を出版するのも、ブランディングとしてはとても有効です。紙媒体の本を出版するには、自費出版ともなれば莫大な金額が必要ですし、そもそも何か権威のある肩書や、有名人でもない限り出版社は取り合ってはくれません。電子書籍はパソコンの操作さえできれば誰でも出版することが出来ますし、書籍を出版したことがあるという実績が、ブランドイメージを良い方向に導いてくれます。
ホームページを作成する
起業するなら、自社ホームページや、自分のビジネス内容がわかるようなサイトを持つことは必須と言ってもいいかもしれません。ホームページが存在するということが、信頼感をアップさせる一つの要因にもなります。ホームページの訪問者が増え、月間で何十万PVも集められるようになったら、それ自体がかなり強力なブランディングになります。今の時代、インターネットで人を集められる力はどんな業界でも求められます。
LINE@のアカウントを開設する
LINE@は、LINEのビジネス版のようなものです。メルマガよりも開封率が高く、読者との個人的なコミュニケーションツールにもなります。LINE@は、大企業だけでなく個人でも公式アカウントを開設することが可能です。公式アカウントにするには申請と審査が必要になりますが、要件を満たしていれば資本の大きさは関係ありません。仮に公式アカウントとして認定されなかったとしても、LINE@で情報を発信して他人に影響を与えているという実績が、ブランディングになります。
プレスリリースを行う
プレスリリースとは、簡単に言えば、雑誌社や新聞社などに自分の提案を売り込む行為を指します。全国的に発売されている雑誌や、大手の新聞社に取り上げてもらうのはかなりハードルが高いですが、地域限定で発行されているフリーペーパーや新聞などに取り上げてもらえる可能性はあります。地域の人々に貢献できるような企画を考え、市役者などに設置されている記者室に提案を持ち込むことで、簡単にプレスリリースを行うことができます。
まとめ
個人でも、ブランディングが成功すればその後のビジネスがかなり前進しやすくなります。起業したビジネス全体のイメージに関わってくるので、ブランドイメージを良くする可能性が少しでもあるものについては、積極的に取り組んでみてくださいね。
<参考記事>
・会社員もフリーランスも、スマホでカンタンに確定申告をする方法とは?
・TP Interview 005:株式会社家’s 代表取締役社長 伊藤昌徳(前編)~脱サラ後、手探りで地方起業に走り出し、地方創生のビジネスモデルを確立した経緯に迫る~