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2018.12.19

売れるビジネスアイディアの発想法

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スタートアップで成功する確率は10%以下と言われています。
成功するための重要な要素の一つが、売れるビジネスアイディアです。

実際に売れるビジネスアイディアはどうやって考えればいいのか?いきなり考え出してもなかなか思いつくものではありません。また、スタートアップのビジネスのアイディアにはいくつかの型があるため、今回は使いやすくて効果的な発想法を10個紹介します。

 

①中間コストを省く

中間コストがかかる構造のビジネスで、中間コストをなくすことでビジネスを再構築する方法です。
例として、スターバックスのコーヒー豆の仕入れが挙げられます。
一般的に、コーヒー豆はマーケットや商社を通じて仕入れるので、中間コストが発生します。
そこで代表的なケースである、スターバックスはコーヒー農園と直接契約を結び、市場価格より安くコーヒー豆を仕入れており、かつ高品質なコーヒー豆を長期的かつ安定的に確保することを可能としています。

コーヒー農園も、市場や仲介業者を通さない分、市場価格より高く買い取ってもらえるだけでなく、長期的は販売ルートが確立されて経営が安定しやすくなります。
これにより余計な中間コストを省ければ、利益率が上がるのはもちろん、供給スピードも上がるなどメリットも多いことが特徴です。

 

②バンドルを解いて最適化する(アンバンドル)

あらゆる機能がバンドル(一つに束ねること)されすぎて、かえって使いづらくなっているサービスを分解し、価値を明確に再構築して提供する「アンバンドル」という方法です。

例えば、パソコンのカスタマイズ販売の場合、オールインワンパッケージに含まれるサービスを分解して、ユーザー側が必要なサービス・機能だけを選んで注文・購買することができます。
他には、音楽業界でアルバムCDを買わないと聴けなかった音楽を、1曲ずつばら売りにしているのもアンバンドルの例です。

アンバンドルのメリットは、それまで売れなかったことで生じていた販売機会を掘り起こせるので、売上が全体的に上がることだ。消費者側は不要なものへの支払いがなくなるので満足度が上がります。

 

③バラバラな情報の集約

散在している情報や機能を、一か所に集約することで価値を提供する方法です。
分かりやすい例としては「食べログ」が挙げられる。完全な口コミだけではその情報を得られる人が限られるため、口コミ情報を一か所に集約し、多くのユーザーが同じ情報を得られるようになったのが食べログの価値提供となります。

 

④休眠資産の活用

活用しきれていないリソースを使って売上を上げる方法です。
例えば、「ecbo cloak(エクボクローク)」は、店舗の空きスペースをコインロッカー代わりに提供することで収入が得られるようにするアイディアだ。利用者にとっては、コインロッカーが見つからなかったり、空きがなかったり、ロッカーに収まらないような大型荷物を預けたいときにも重宝するサービスです。

他には、時間というリソースに着目し、空き時間に仕事を受注できるクラウドソーシングや、できる時間だけドライバーとして働けるUberなども挙げられています。

 

⑤戦略的自由度

既存の枠を外して考え、今までにない価値提案をする方法です。
例えば「俺のフレンチ」は、フレンチの既存の枠を取り払ったやり方となります。フレンチレストランと言えば、高級でかしこまったテーブルサービスというのが一般的なイメージとして広がっていきました。そんな既存の枠にとらわれずに、スタンディングにして坪単価や回転率を上げることで、高級食材を安く提供できるようにして行列を呼んだ成功アイディアです。

まだ誰も気づいていない、言語化されていないニーズやウォンツに着目し、自由な発想で考える柔軟性が求められる方法のひとつです。

 

⑥新しいコンビネーション

全く違うジャンルのサービスを組み合わせて価値を提供する発想法です。
高い抽象化能力、洞察力や創造力が必要であり、簡単な例ではブック&カフェが当てはまります。本屋とカフェ、という元々は別業態のものを組み合わせることで、集客力がアップしたり、単体でやるよりも売上が上がったり、相乗効果が狙えます。

さらに応用すれば、会員制ビジネスにしたり、プラットフォームビジネスとして全く別のビジネスチャンスに結びつけることも可能です。

 

⑦モデリング

ある市場で既に一定の成果を出した商品・サービスを、別の市場に持ち込む方法です。
分かりやすい例は、スターバックスコーヒーです。創業者のハワード・シュルツ氏がイタリアを訪れた際、バール文化に感銘を受け、アメリカで広めたいと思って始めたのがスターバックスでした。
もちろん、そのまま持ち込めばいいわけではなく、その国や市場の特性に合わせて最適化する必要があります。
世の中に完全なオリジナルというものはほぼ存在しないので、優れたビジネスアイディアを真似するところから始めるのがおすすめの方法です。

 

⑧アービトラージ

供給不足の市場に、供給可能な市場からリソースを持ってくる方法です。
例えば、フィリピンは英語が第二外国語のため、流ちょうに話せる人がたくさんいます。したがって、フィリピン国内向けに英会話教師の仕事をする機会は多くはありません。
一方、日本では英会話に対する需要が高いが、在日のネイティブスピーカーの講師の供給数が限られるため、レッスン料は割高となります。

そのギャップに着目したレアジョブは、フィリピンにいる英会話教師と日本にいる生徒をマッチングさせる仕組みを提供しています。

 

⑨ローエンド型破壊

既存製品の性能と価格が顧客ニーズ以上に高まっている状況で、過剰な部分をそぎ落とし、安価な製品を提供する方法です。

たとえば、アイリスオーヤマは、大手家電メーカーが高級路線を行く中で、徹底した消費者リサーチをもとに、必要最低限の機能に絞り込んで商品を開発・提供することで、人気も売上も成長し続けています。

 

⑩サブスクリプション化する

プロダクトを売り切るのではなく、サブスクリプション化、つまり会員制ビジネスにする方法です。
売り切り型のモデルだと、商品を売る瞬間が満足度のピークになり、フォローやメンテナンスサービスを提供することもできるが、基本的に売上も1回限りで終わります。

サブスクリプション化すると、売った後も長期間にわたって使い続けてもらって顧客とコミュニケーションを図り、フィードバックを受けることで、サービスを改善し続けることができます。また、月額会費制にすれば、継続収入になるので売上予測が立てやすく、キャッシュフローが安定しやすいのも大きなメリットです。
ビジネスをサブスクリプション化できないか、それを考えることがビジネスを安定化させるお勧めの方法です。

 

■型を組み合わせて考える

以上10個の発想法は実践的に使える型なので、まずは使ってみることをお勧めします。実際のビジネスアイディアは、複数の型を組み合わせていることが多です。

まだ顕在化されていない、解決されていない問題にこそ大きなビジネスチャンスが潜んでいるので、そうした観点からどう発想の型を使い、組み合わせて考えるかが大切です。

 

<参考リンク>
起業アイディアの考え方

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