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2019.03.31

40代は本当に手遅れ?転職を成功させるポイントとは

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1.増加する40代の転職

年功序列・終身雇用の神話が崩れ、会社に就職できれば一生安泰という時代ははるか昔に終わりを迎えました。そしてそれを象徴するように、かつては厳しいといわれていた40代の転職市場が賑わいを見せています。

日本人材紹介事業協会が公開した「平成28年度上期 人材紹介大手3社 転職紹介実績の集計結果」によれば、前年同期に比べ30歳未満の求人件数は122.43%、31~40歳では115.99%に対し、41歳以上では133.06%と、大きく数を伸ばしています。

30代の雇用が比較的固定化されている反面、キャリアの折り返しを迎えた40代が今後活躍する場を求めてか、転職市場への流出が加速しています。

 

2.40代転職者に求められること

求人が増えているとはいえ、企業側も高給取りになりやすい40代の採用には慎重です。現場でバリバリ働く一兵卒としての採用ではない、違った能力を求められるケースがほとんどです。

第一に40代はこれまでの長いキャリアで培ったマネージャーとしての管理能力が求められるでしょう。個人で実績を上げる能力よりも、チームを束ねて成果を上げる能力に期待を寄せられます。

また若手から経営層、外部までさまざまな立場の関係者との折衝を行えるコミュニケーション能力も重視されるポイントです。円滑なビジネスの進行に役立つクッション役、調整役には40代を含むミドル層が適任と考える企業は少なくありません。

豊富な実務経験や知識から得られた適応力も、期待されるポイントの一つです。予期せぬトラブルや、未知の課題への対応力は、20代・30代には出せない大きなアドバンテージといえます。

40代になったら転職はできないと言われた時代はもう終わりました。今は40代だからこそ力を発揮できる職場を求め、積極的な人材の移動が行われる時代なのです。

 

3.転職のための準備をしよう

40代に限った話ではありませんが、スムーズで希望通りの転職をするには事前の準備が必要です。そして40代は、他の年代よりも綿密に準備をしておくことが望ましい年代です。

40代の転職希望者の悩みで最も多いものは「募集がない」ことです。しかしこれだけ就職情報があふれている世の中において、本当に募集がないのでしょうか。

厚生労働省発表の「平成28年度職業紹介事業報告書の集計結果」によれば、同年における無料職業紹介事業(ハローワーク)の求人数は約107万件に対し、有料職業紹介事業(求人雑誌、サイトなどの民間紹介事業)では約565万件と、おおよそ5.3倍の求人数の差がありました。

40代はデジタルの影響を受けている層と、昔ながらのアナログな価値観を持つ層が入り交じる年代です。求人、転職といえばハローワークという認識が強く、民間の求人サイトなどの情報収集が十分に活用されていない傾向があります。

近年では40代以上のミドル層をターゲットにした専門の求人サービスも多く展開されています。まずは情報網を広くし、転職マーケットの情報収集に力を入れることが必要です。

また、40代の転職には「なんでもやります」は通用しません。企業が求める要件に対し、どのように貢献できるかを適切にアピールすることが転職成功には不可欠でしょう。

自分自身がこれまで歩んできたキャリア、身につけてきたスキルを棚卸しし、何ができるのかを改めて把握しておきましょう。

そして何より、何を目的として転職したいのかを明確にしましょう。転職希望先との面接や、提示された条件に対し、これだけは譲れないというものははっきりとさせておく必要があります。

不満のある条件や仕事内容で入社しても、いずれまた転職を伺うようになるでしょう。最適な企業へ最適な条件で転職できることは、本人だけでなく企業にとっても幸せなことです。不幸なマッチングを避けるには、働くために重視していることをはっきり主張することが肝要です。

多種多様な対応が求められる現代企業において、豊富な経験を持つ優秀な40代の人材は宝ともいえる存在であり、求人が増加傾向にあります。

しかし楽な転職活動になるかといえば、厳しいことには変わりなく、どのような形で貢献できるかを明確にし、他の応募者との差別化を図ることが必要です。

折返しをすぎたビジネスマン人生の後半戦を、充実して過ごすために、最適な選択をできるよう適切な準備をしていくことが望まれます。

 

<参考リンク>

人生というキャリアの方向を決めよう

今求められる目に見えないビジネススキルとは

TP Interview 007:TRICHROMATIC COFFEE 石原剛氏(前編)

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