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2018.10.11

経営資源と言えば、ヒト、モノ、カネ、情報? いいえ、まだ2つあります・・・

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事業の目的が決まったら、戦略を決めます。その際、あなたの持っている経営資源をどのように割り当てるのかが重要です。
そこで今回は、経営資源そのものについて考えていきたいと思います。 一般的に経営資源とは、下記の通りです。

企業が経営活動に対して投入可能な有形、無形の存在物のすべて。一般に、ヒト、モノ、カネといわれるが、このほか情報なども重要な経営資源とされている。どれだけ良質でより多くの経営資源を投入できるかが、企業の競争力を決定する。

では、早速ひとつずつ見ていきます。

 

①ヒト

経営資源の「ヒト」とは、主に会社で働く社員のことを言います。社員の数が多く、一定のレベルを成果として発揮できるのであれば、資源として豊かであると言えます。

社員だけでなく、会社の成長にかかわる全てのヒトと捉えることもできます。ともに協業する会社や、開発を委託している会社、常駐してくれている派遣社員やアルバイトなどです。ヒトがかかわり、動き、成果を出すことで会社は成長します。

また、他の経営資源を活用できるのも「ヒト」だけです。

 

②モノ

経営資源の「モノ」とは、主に会社で所有している物理的な物のことです。例えば、会社の机やパソコン、事務所・工場や社用車、パソコンにインストールされているソフトウェアなどです。

モノの資源が豊富であれば生産効率が上がりやすいですが、一方で、持ちすぎると管理も煩雑になり、コストを圧迫するのでバランスも重要です。
また、会社のモノを処分する時に費用がかかるものも多いため、必要なモノを必要なだけ購入することが大切です。

 

③カネ

経営資源の「カネ」とは、その名の通りお金のことです。ただし、現金だけでなく株式や債権なども含まれます。

またカネが豊富であれば、経営資源を調達する選択肢が増えます。カネ(予算)は限られているため、どのように経営資源に分配するのかが大切です。

 

④情報

経営資源の「情報」とは、会社で持っている無形財産のことです。具体的には、ノウハウ・技術・特許・著作権・各種データ(統計データなど)を指します。

注意点として、ヒトの中に情報資源が入っている場合があります。たとえば職人と呼ばれる人々は、高い技術力・ノウハウという情報資源を所有しています。このような人々を失うことは、人的資源と情報資源の両方を失うことを意味します。
いわゆる「その人にしかできない仕事」というのは、情報資源が一部の人間にしかない状態を指します。会社としてはリスクが大きいことなので、ヒトと情報資源は分けて管理することが重要です。

 

⑤時間

経営資源の「時間」とは、そのまま時間のことです。会社経営、事業環境、サービストレンドなど、時間との競争であったり、タイミングが重要であったりします。

コストパフォーマンス、タイムリーな商品・サービス提供など、顧客満足を獲得するためには、時間をバランスよく配分していくことが重要です。

 

⑥知的財産

経営資源の「知的財産」とは、知的経営資源である、無形の財産に与えられた財産権です。知的経営資源には、著作物やプログラムなどの創作物そのもの、商標、商号や意匠、イメージといった営業の識別となる標識、特許、実用新案といった技術上のノウハウなどがあります。基本的には法律でそれぞれの権利は保護されています。

 

まとめると、経営資源は、

①ヒト

②モノ

③カネ

④情報

⑤時間

⑥知的財産

の6つに大きく分けられます。

 

それでは、もう少し具体的に6つの経営資源を考えてみましょう。ここでは、IT企業を基準に考えてみます。

①ヒト:正社員・常駐の派遣社員、委託社員・協業・委託会社・取引先

②モノ:オフィス環境(オフィス・机・椅子・パソコンetc.)・ソフトウェア・製品・商品

③カネ:現金・株式・債権

④情報:無形資産全般・ノウハウ・技術・特許・著作権・情報資源(高い技術力・ノウハウを有する人)

⑤時間:時間・速さ・タイミング

⑥知的財産:無形の財産に与えられた財産権・著作物・プログラム・商標・商号・意匠・特許・実用新案

経営資源を整理することで、自社の強み・弱みやレベルなどが把握でき、投資するウェイトの変更や調達の優先順位などを合理的に決断できることでしょう。

 

今回は、経営資源について理解を深めました。

 

・経営資源とは何か

・6つの経営資源を知る

・6つの経営資源を具体的に考える

 

自社の経営資源を把握し、整理することで、経営資源の調達方針や経営戦略の目的を踏まえた資源調達の優先順位も定めることができ、結果として経営の選択と集中が可能となることでしょう。

忘れてはいけないのが、経営資源を扱える「ヒト」が最重要であるということです。最も重要な「ヒト」の価値は、貸借対照表の数値には現れないため、見落とされがちです。
近年は働き方が多様化する中で、自社にマッチする人材、ビジョンに共感する人材は大変貴重です。この点を忘れずに、経営資源について理解を深めていきましょう。

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